集成材とは、

時代が求めた用材集成材

JAS認定の構造用集成材は、数多くのメリットと特性を備えた、まったく新しい個性を持った用材。とくに構造用大断面集成材は、豊かな用途の広がりを生みだすとという点で、21世紀の建築文化をリードする建築用素材ということができます。

天然木の1.5倍の強度を実現。

集成材の魅力は、その抜群の強度で、天然材にありがちなフシ、ワレ、目切れなどの欠点ない良材のみをレゾシノール樹脂又は、イソシアネート樹脂で強力に接着するので、強度性能は天然木の約1.5倍以上を実現。

同一スパンなら断面はより小さく、同一断面ならスパンをより大きくすることができます。

軽量化で建物のコストダウンを約束。

単位重量当たりの強度はムクのスギ材で鉄の約4倍(引っ張り強度)、コンクリートの約5倍(圧縮強度)ありますが、集成材はこれら以上にアップ。建物重量はS造RC造より軽くなるので、基礎はさらに小さく、施工も容易になって建物そのもののコストダウンにつながります。

鉄より優れた防火性能。

木の断面が大きくなると、たとえ燃えても表面は焦げて炭化層ができ、これが酸素の供給をシャットアウト。1000度を超えても炭化速度は遅く、必要な強度を維持します。この防火性能は、鉄(断面を大きくしても500〜800℃で軟化)よりもはるかに優れています。

長大材にムクリをつけることも可能。

任意の曲率を持つ材をつくることができる集成材では、計算された以上のムクリをつけられるので、大スパンの梁材にも長大材が使用できます。木造で大スパンを得る場合のタワミの問題がありません。木材の優れた靱性と、集成材の製造技術の結晶によるもので、これもS造やRC造にはない大きなメリットの一つです。

断面寸法が自由自在

幅、厚さ、長さのサイズが自由なのも集成材独自のメリットといえます。緻密な構造計算に基づいた強度を生かして、長大材やアーチ材のような自由なデザイン加工も可能。信頼性が高く、計画ニーズに対応した、断面寸法も自由自在となりました。

 

人に優しい室内環境に最適。

含水率14〜15%を境にして、湿度の多い時は水蒸気中の水分を吸収し、逆に乾燥している時は蓄えた水分を空中に放湿するのが、木ならではの「調湿機能」。これは木が生きているからで、多湿になりがちな室内プールや体育館などの施設では、構造体の耐久性という点もあわせもっています。

断熱・保温に威力を発揮。

木は熱伝導率が低いので(鉄の200分の1、コンクリートの4分の1)夏の暑さはもちろん、冬の寒さにも最適。サッシや鉄骨のように結露とも無縁です。断熱と保温に優れた木は、省エネルギーにも威力を発揮します。

理想的な音響空間を実現。

近年、各地でコンサートホールの建設が相ついでいますが、美しい響きの世界を生むのは適度な残響と音の伸び。集成材は不快感を伴う高音部と低音部を効果的に吸収するので、理想的な音響空間を創りだすことができます。

幅ひろい耐性が用途をさらに拡大。

あまり知られていませんが、薬品類はもちろん、酸、アルカリ、塩害、排気ガスにも強いのが、木なのです。この特製が化学工場や製品工場、倉庫などの工業施設から、魚市場、養殖場、マリーナなどの海浜施設、橋梁や歩道橋などの屋外構造物まで、集成材の用途をさらに広く、豊かなものにしています。

 

原点は1000年前の彫刻技法 注文建築に最適素材集成材・4つの個性
「大断面」というニーズ時代が求めた用材集成材